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行為依存症について


 依存症とは主に物質、行為(プロセス)、人間関係の3つに分けられます。 我々が扱う行為依存症はプロセス依存とも言われ、ギャンブル、痴漢、盗撮などの依存症を指します。

 ギャンブル依存症は「お金を得る」という目的ではなく「お金を賭ける」という過程に依存をしている為に、行為依存症と呼ばれます。

 また、ゲームやスマートフォンも行為依存症になり得るものです。ちなみに物質依存の原因には薬物、アルコールが代表的であり、人間関係依存には引きこもり、家庭内暴力などが挙げられます。

依存症になる仕組み


 では、ギャンブルを続ける事で何故依存症にってしまう人がいるのでしょうか?ギャンブルで勝った時脳からドーパミンがでて快感を得ます。また、負けた時は、「次こそ勝ちたい」という思いがドーパミンを出して興奮をよびます。その行為を繰り返すことで脳の賭博(ギャンブル)行為の刺激に対する耐性が出てきてしまい、さらに強い刺激でないとドーパミンが出なくなり快感を得られなくなります。つまりは賭ける金額が次第に大きくなり、しまいには借金してでもギャンブルをしてしまい家庭崩壊につながってしまうのです。

依存症になるという事


 まさに恐ろしい病気であり、依存症を専門とする精神科医がいる医療機関を受診し治療しなければ治癒は困難です。また、本人は病識がないことが多く、家族や知人など周囲の人からのアプローチにより受診をさせることが第一となります。第二に治療には本人だけでなく周囲の人々のバックアップなくしては治らない病気なので、その周囲の人々も一緒に治療に参加する必要があります。

行為依存症(プロセス依存症)の具体例


ギャンブル

ショッピング

スマホゲームなど

万引きなど

自傷行為

痴漢など

行為をする過程で得られる興奮や刺激を求めて、その行為にのめり込みます。

行為そのものは目的ではなく、終わった後、たいてい後悔します。

上記の他にも色々な行為依存症が存在します。ネット・パソコン・インターネット・携帯電話・オンラインゲーム・テレビなどなど…

 その行為の結果として得られる物等に執着は無く、

「プロセス」が目的の行動はもしかしたら行為依存症かもしれません。

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行為依存症(プロセス依存症)の治験のお知らせ


 日本行為依存症医学会では行為依存症(プロセス依存症)の治験を行っております。

 詳しくはこちらのページをご覧ください。